
日本 能作Nousaku「笹」黃銅制叶型香立
サイズ H10×W105×D46mm 材質 〈香皿・香立〉真鍮(銅60% 亜鉛(鋅)40%) 備考 製造:日本(富山県高岡)ケース入 シンプルで使いやすい笹モチーフの香の器。富山県高岡市の伝統産業である「鋳物」の加工技術で培われた鋳造技術をもとに、製作しています。スティック型用の香差しが付属しています。素材を生かしたシンプルなデザインの香の器でお香を焚いて、ゆったりと流れるくつろぎのひとときを。能作の物づくり より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る 高岡銅器の伝統を受け継ぐ鋳物メーカーである能作。高岡銅器は、原型師が像の元となる雛型の造型を行い、それを砂でできた鋳型に置き換えます。そして、その鋳型に溶解した銅を流し込み、型を外して研磨・着色・彫金(彫刻・象眼)といった加工を施した後、仕上げを行ってやっと製品が完成します。それぞれの工程は分業化され、どれも卓越した技術が必要です。能作は、こういった昔ながら鋳造技術を受け継ぎつつ、新しい素材・技術研究や商品開発に取り組んでいます。 能作は、素材特性を最大限に引き出すべく 様々な鋳造方法・加工技術を用いることで、鋳物の可能性を拡げ続けて参ります。その他の鋳造法と違い、鋳型用の砂に少量の水分と粘土を混ぜ、押し固めて成型する為、鋳造前に鋳型を焼成・薬品処理をしないことから「生型鋳造法」と呼ばれています。能作では、昔から高岡銅器の製造で用いられているこの技法で、多くの商品を製作しています。鋳物砂は押し固めているだけのため、もろく崩れやすく、熟練した職人技が必要となります。また、砂の粒子の多きさや気温差等の条件により、ひとつひとつ表情の違う鋳物が生まれるのも「生型鋳造法」の特徴です。このようなことから、能作の商品につきましては、製造段階にかすり傷などが見られることがございますが、手作業での商品の良さとなっております。■ 使用上の注意 及び メンテナンスヤニや汚れが付着した場合、中性洗剤を使用して、スポンジや歯ブラシでこすり洗いをしてください。とれにくい場合、お湯に付け置きしてから同様にこすり洗いをしてください。ご使用後は柔らかい布でふいてください。表面にキズがつきますので、硬いたわしや金属磨きは使用しないでください。真鍮製品 真鍮(しんちゅう) 真鍮とは、銅と亜鉛の合金です。紀元前1000年頃から用いられ、古代ローマ帝国では貨幣として使用されました。日本でも正倉院に奈良時代、中国から輸入された真鍮製品が納められています。現在では、いちばん身近なものでは貨幣の5円玉、そのほか小物、インテリア、建築金物、仏具や楽器の材料としても愛されています。能作の風鈴やそろり、燭台も真鍮製です。おりんや具足で培われた鋳造技術を活かし、ひとつひとつ職人の手によって仕上げられています。真鍮製品といっても仕上げによるその表情は様々。能作の技と心意気が詰まった味わいのある製品を、お楽しみください。