
ジャズ喫茶案内VOL.3 日本語版(Japanese Version)
ジャズ喫茶案内VOL.3 日本語版(Japanese Version) 編集制作(撮影、執筆、デザイン、DTP):楠瀨克昌(JAZZ CITY) 出版社:JAZZ CITY 発刊:2023年11月3日 ISBN :984-4-9910492-8-6 C0073 体裁:変型A4判 中綴じ 色数/フルカラー 表紙/マットコート紙180kg、PP加工 本文/マットコート紙90kg 貢数:68ページ 特集 ジャズ喫茶を受け継ぐこと、続けること 店主の高齢化や店舗老朽化などの理由によるジャズ喫茶廃業のスピードが加速化しています。その一方で、親族や常連客などが店主の後を継いだり、店舗をリノベーションしたりして新たなスタートを切るジャズ喫茶も少しずつ増えています。ジャズ喫茶の数がこれからも減り続けることは確実ですが、このまま絶滅してまうのかというと、そうでもないようです。ジャズ喫茶案内第3号では、老舗の閉店後、常連客たちによって再出発した店、閉店した名店の名機を引き継いで新たなパフォーマンスを発揮している店、大災害から再起した店など、合わせて6軒を紹介します。 この号は、西日本豪雨によって完全に水没した後、復活した「コーヒーハウスごじとま」支援のために1冊の売上金から500円を寄付する限定1,000部のチャリティー企画です。 岡山・倉敷市真備町 コーヒーハウスごじとま(10ページ) 1980年に創業後、珈琲とジャズを楽しむ店として長年地元で愛されていたジャズ喫茶が、2018年7月の西日本豪雨によって店舗1階の天井まで水没、オーディオ機材やレコードはすべて廃棄し、閉店を余儀なくされます。しかし復活してほしいという地元をはじめ全国からの強い支援に後押しされて、翌2019年5月にリニューアル・オープンします。この「コーヒーハウスごじとま」の歴史と災害後の困難を極めた復活の物語。 岩手・陸前高田 ジャズタイムジョニー(10ページ) 東日本大震災の大津波によってすべてを流された後、全国のたくさんの人たちからの支援を受けながら日本で唯一の仮設店舗のジャズ喫茶として復活した「ジャズ・タイム・ジョニー」。その後の2021年に陸前高田市の中心となる商業地域に新店舗をオープンします。震災後の苦難の道のりについては「ジャズ喫茶案内」第1号でお伝えしましたが、今号